2012年5月1日火曜日

魚油(EPA&DHA)が、うつ症状を軽減 !


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魚油(EPA&DHA)が、うつ症状を軽減 !

◎魚由来の健康に良い脂肪として知られるEPA&DHAのサプリメントは、うつの人々を救うかもしれません。

◎抗うつ薬が効かない患者を含む最大規模の研究が、EPA&DHAのサプリメントを摂取することで、うつ症状が軽減することを示しました。特に不安障害のない場合では、抗うつ剤に匹敵する効果をもつと言います。

◎以前の疫学と神経生物学的研究は、EPA(エイコサペンタエン酸)&DHA(ドコサヘキサエン酸)のようなn-3多価不飽和脂肪酸の欠乏が、うつなどの精神的傷害になりやすく前処理すると示唆しています。

◎さらに、少数の患者を対象に行われた予備的臨床試験で、初期の抗うつ治療が効かない患者で、高濃度のEPAを含むn-3脂肪酸サプリメントが、うつの症状の低減に役立つと示しています。


この病気はストレスによるうつ病が原因で発生し

◎カナダのモントリオール大学中央病院の精神科のフランソワ・レスペランス(Francois Lesperance MD)氏らが、Journal of Clinical Psychiatry誌電子版に15日付で発表しました。

◎うつは、世界中で病的状態と死の4番目の主な原因で、2020年には2位まで上昇すると予測されています。

◎しかし「過去20年間の間の神経科学の大きな進歩にもかかわらず、うつは治療が難しいままです」とレスペランス氏は語っています。

◎多くの患者が最初の数カ月で治療を中止したり、副作用を恐れて薬物治療を拒否したすることを考えると、うつに苦しむ多くの患者が、代替療法を使用するのは驚くことではありません。

◎「これらの代替療法の多くが適切に評価されていません。このため、最も人気がある代替手段の1つであるEPA&DHAの効力を評価することは重要です」。

◎そこでこの研究チームは、うつの治療におけるEPA&DHAまたはn-3不飽和脂肪酸の効果を確� �するためにこれまでで最大規模の研究を行いました。


"パラドックスの受け入れは、 "痛みの境界線震源

◎この研究は、2005年10月から2009年1月まで、432人の男女のうつ患者を対象に行われました。 最初の時点で、40.3パーセントの人が抗うつ剤を服用していました。

◎この人々を無作為に2グループに分けて、8週間、EPA&DHAのカプセルか見かけや匂いが同じ偽薬を摂取してもらいました。患者も研究者も誰がどちらを摂取しているかを知りませんでした。

◎EPA&DHAグループは1日あたりEPA1050ミリグラムとDHA150ミリグラムを摂取しました。偽薬カプセルにはひまわり油と2パーセントの魚油が入っていました。

◎うつの症状は、うつ症状一覧表(IDS-SR30)およびモンゴメリ・アズバーグうつ評価尺度(MADRS)で評価しました。

◎全体を対象とした最初の分析では、EPA&DHAの効果は明確ではありませんでした。(IDS-SR30の得点差は1.32 、MADRSの得点差は0.97)

◎しかし、不安障害のない、うつ病の診断を受けた人々だけに限ると、EPA&DHAサプリメントは、うつの症状をかなり改善することが分かったのです。(IDS-SR30の得点差は 3.17 、MADRSの得点差は1.93 )


幼児の銀行や脚の慢性的な痛み

◎「EPA&DHAの効果は、一般に従来の抗うつ治療で観測されるものに匹敵していた」と、この研究者は述べています。

◎この研究は、抗うつ剤の有効性を算定するように設計された典型的な臨床実験と比べて、従来の高うつ薬が効かないか、不安障害のある患者を含む、症状が複雑で治療が難しい患者を多く含んでいました。

◎「EPA&DHAは、このような特徴をもつ人々の中でうつ症状を減少させる傾向を示して、特に不安障害のないうつ病の患者で、副作用なしに明確な抗力を示した」と、この研究者は結んでいます。

◎なお、現在のところ、さらに高投与量または長期間にわたってEPA&DHAサプリメントを摂取することで、一層の効果があるかどうか� ��分かっていません。

◎EPAサプリメントは不安障害のないうつ病の患者で有効ですが、今後、従来の抗うつ薬の効果と比較する研究を行うことは、うつに苦しむ患者のために、より明確にEPA&DHAサプリメントとの有用性を確認するかもしれません。


◎EPAとDHAは、サケやマグロ、サバ、ウナギなどの脂肪の多い魚に含まれる健康に良い脂肪です。血圧やコレステロール値や中性脂肪値などの改善、心臓病の予防に役立つことが知られています。

6/22/2010

関連:気分向上、「うつ」改善、DHA&EPA
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