痛みの評価方法 | 痛み(疼痛)とは? | 疼痛.jp
痛みは、人により、その感じ方や程度が異なるため、客観的に評価することが難しいのですが、さまざまな評価スケールが開発されています。一般的に、医師が診療の際に用いるのは、痛みを測る物差しのようなツールで、「視覚的評価スケール(VAS)」、「表情評価スケール」、「数値評価スケール(NRS)」、「McGill(マクギル)痛み質問票」などと呼ばれているものです。
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視覚的評価スケール:VAS(Visual Analog Scale)1)
100mmの直線を示し、その左端を「痛みはない」状態、右端を「これ以上の痛みはないくらい強い(これまで経験した一番強い痛み)」状態として、現在感じている痛みが直線上のどの位置にあるかを示す方法です。診療の場で最も多く使われているツールです。
表情評価スケール:FRS(Face Rating Scale)1)
痛みの程度を、笑っている顔から泣いている顔の6段階の表情で表現し、現在感じている痛みがどの表情に近いかを選択する方法です。
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数値評価スケール:NRS(Numeric Rating Scale)1)
痛みを「0:痛みなし」から「10:これ以上ない痛み(これまで経験した一番強い痛み)」までの11段階として、数字を選択する方法です。NRSは国際的に痛みの評価ツールとして合意されているスケールで、痛みの変化を調べるのに意義があるとされています。
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McGill(マクギル)痛み質問票:MPQ(McGill Pain Questionnaire)2)
McGill(マクギル)痛み質問票は、1~20群に分類された78の単語と痛みの時間による変化、痛みの強さに関する質問で構成されています。1~10群は痛みの感覚的表現、11~15群は痛みの感情的表現、16群は痛みの評価的表現を示し、17~20群はその他、となっています。各群内の単語は疼痛の強度の弱い順に並べられて、点数化されており、全体を加算した合計点数で評価します。
- 1) 柏崎 美保ほか:"VAS、NRS、VRS、VDS、FRS、PRSなど" 痛みの概念が変わった 小川 節郎編 真興交易医書出版部:118, 2008より改変
- 2) Melzack, R.
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